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2010-02-12

*差し延べられた手*

間違っていたのかも知れない
他人とは違う路を選んで進んだ筈だったのに
此処まで来てエンジンが止まって
他人とは違う路だから誰も此処を通らない
呼んでも叫んでも誰も私を助けられない
だって私は独りぼっちだから

導いてくれる人が必要だった
幼い頃からずっとそんな人は居なかった
神様だとか愛だとかそういうものが必要だった
幼い頃からずっとそれが無い事を知っていた

今更導いてくれる人が現れても
路を大きく逸れてしまった私に
差し延べられた手は遠すぎて
神様も愛も欺瞞に過ぎない事を知り
何かに縋るにはあまりにも無力な手

間違っていたのかもしれない
右へ倣えで進めば良かったのかもしれない
此処まで来て私の中はからっぽで
世界から目を背けた時から一人で歩くしかなかった
だって私は独りぼっちだから

差し延べられた手が遠すぎて掴めない
こんなにも千切れそうなほどに
この細い腕を伸ばしているのに
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2009-04-22

『dream a dream』

夜に見る夢は儚くて
瞼にしみる光にかき消される

白い階段を十二人の天使が上る
階段の果てから飛び立つために

私はそれを眺めながら
拳銃に弾を込める

どれか一人でも撃ち落とせたなら
世界は救われるのだろう

夢を観ている

あたしは何かを壊したいのかもしれない

テーマ : 自作詩
ジャンル : 小説・文学

2009-04-06

『束縛』

荊の枷を解いたけれど
傷跡は残ってしまった

私を縛った縄は朽ちて
いつの間にか私は自由だった

自由で居る事はとても孤独で
何かに繋ぎとめられていたいと願った

あんなにも求めていた自由が
私の心を駄目にする

私を縛って
私を傷つけて
決して幸福で満たされないように
苛んで
切り裂いて
痛みに泣き叫んでも
止めないで

それこそが
私の求めているものだから。

テーマ : 自作詩
ジャンル : 小説・文学

2009-02-13

『色彩』

眠れなかった朝
何度も味わった夜明け

何もかも壊したい衝動
私を蝕む憂鬱

玉虫色の白昼夢
都合の良い妄想
翳リ行く未来図

漆黒色の現実
美しいもの
汚らしいもの

表裏一体の色彩が
眠れない私のすべて

こんなにも愛しているのに
最近巧くはぐらかすのは
何故?

あんなにも上手くやっていたのに
この頃決まって眼をそらすのは
何故?

黄金色の夜明け
新しい始まり
闇夜の終焉

深緑色の眼
私を見透かす君
私を見透かす君

テーマ : 自作詩
ジャンル : 小説・文学

2009-02-09

『海辺』

十七歳だと嘘を吐いた夜
漠然と海を見たいと思った

男が眠っている間
煙草を買いに外へ出た
メンソールをふかしながら
砂浜で月を眺めた

潮に洗い流される澱
砂に溶けていく血液

だらしなく着崩したシャツは
海と香水のにおいがした

彼を愛する事はないと思った
あんなにも素敵に想えたのに
抱かれたら褪めた
欝到しいとさえ思った

私は蛹を破ったばかり
空が白み始めたら羽は乾いて
この海辺から飛び立つ
砂浜を蹴って舞い上がる

けれど乾きかけた羽を背に
私の足はいつの間にか
錆びた鎖に繋がれていた

まだ弱々しい羽は力を持たず
鎖を引き千切るまでは
何度も地に叩きつけられて

飛び立てない

あなたのように
始めから自由に飛べた人には
決してわからない

十七歳だと嘘を吐いた夜
私は十四になった

テーマ : 自作詩
ジャンル : 小説・文学

プロフィール

遊

Author:遊
東京都の片隅に暮らすB型の水瓶座。
将来の事は成り行き任せでその日暮らしを楽しむ日々。
とにかく筆が早いので、更新は新幹線並み、
とにかく気まぐれなのでいちいち詩の毛色が違う。
著作権と肖像権主張中。

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